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たわしわす

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中山雅史が引退(←という言葉は使わないと言っていたが)し、
中村勘三郎が逝った。

ここ最近のあれやこれやのとどめに、
今できることをやりきれているのだろうか、
という課題を突き付けられている気がした。

ゴンは、納得のいくまでサッカーをやりきったのだろう。
もっとも、めっきりサッカーを見なくなって久しく、
近年の話題も断片的にしか追っていなかったけれども、
当時10代の私の記憶に影響を与えたのは間違いなく、
その泥臭いプレーには何度も心を打たれた。
引退というニュースを耳にし、当時の衝撃を思い出し、
はて、今の私は、彼のように愛するものに泥臭く打ち込めてるのであろうか…
と、考えさせられてしまった。
当時、確かにこうありたいと思ったはずなのに、
私は何をしているんだろう。

中村勘三郎の訃報には、31歳の若さで父を失った勘九郎に自分を重ねた。
家族構成(父親との歳の差26歳、2歳下に同性のきょうだいがいる)が同じなので、
我が家も2年後に、57歳と31歳と29歳の親子になる。
普段、当たり前のように健康で楽しい日々を過ごしているけれど、
そうか、いつかは親はいなくなるんだ。
そしてそれは、決して遠い先のことではないんだな。

素人目にも思わず涙してしまう昨日の勘九郎と七之助の口上に思ったこと。
それは、
親の世代から受け継ぐべきものを、しっかりと吸収したいということ。
親の生きているうちに親孝行をしたいということ。
今健康に過ごせていることに最大限感謝して、しっかり生きていきたいということ。
そして、妹を大切にして、頼もしい存在になりたいということ。

私ももっともっと頑張らなくちゃ。


それにしても、何かと私事が騒がしい時に、そういうのは重なるものだな。

by kujirafactory | 2012-12-06 09:13 | ひとりごと